我が家系マイルール「住宅ローンの借り入れ禁止」



 

他人の土地に家を建てるということがどれだけ悪質で迷惑な行為なのか分かっていない人がたくさんいます。

本来、事業用以外で土地を借りる行為はやってはいけないことなのです。

我が家系が「住宅ローンの借り入れ禁止」のルールをなぜ作ったのか、これには深い事情があってその理由をお話したいと思います。

私の祖父は2回マイホームを購入していて、1回目は借金の担保で取られた家を割安とは言えない通常の金額で購入し何年か住んだものの前のオーナーから追い出されることになりました。2回目は330坪の土地を購入して家を建てました。

合計で8,000万円の出費です。

お金の価値は昭和初期と比較してずいぶん変わってしまっているため私のほうで換算計算をしました。

生活費は毎月1万5千円。

決して貯金をしていたわけではなく、残りは全額住宅ローンの支払いに充てています。

60歳で定年になったとき、銀行から全額返済の催促を受けて完済。

まさに、住宅ローンを返済するために働く人生でした。

そして現在、土地は道路を作るために提供して270坪程度に縮小されています。

そのうち私の家系が所有しているのが2軒分で、他3軒は他人に家を勝手に建てられ占有されてしまいました。その中の1軒は叔父が自分で作った家なのですが家ごと乗っ取りの被害に遭っている始末。

3軒分の土地と1軒の家を余分に負担して貧乏に転落しないはずがないのです。

そして、占有されている土地を所有しているだけで気分が悪いということをほとんどの人は理解できていません。

我が家系で「住宅ローンの借り入れ禁止」のルールが導入されたのは必然か。表だけのキレイな文章に仕上げたつもり、本当の裏事情はもう誰も教えてくれなくなりました。

私がこのことを聞いたのは祖父や親からではなく、事情を知っている赤の他人。祖父が82歳でこの世を去ったとき、もうとっくに寿命が切れていた。それでも生きながらえようとしたことに涙が出ます。

私がマイホームを購入するときはキャッシュのみで一括支払いになります。

取られた土地と建物が戻ってくる日は来るのだろうか。

私も祖父と同じく、まだ死ねないを繰り返す運命になるかもしれない。

 

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