EU首脳会議でポンドが動くと思っていたら、今日に限ってユーロ円・ユーロドル・ドル円の3通貨ペアが激しい値動きになりました。
この3通貨ペアでのレート引っ張り合いだとポンド円がレンジになりやすいため、逆張りトレードが良く効きました。
NYダウが500ドルの下落、日経平均株価先物も500円を超える大幅安。
そういえばFOMCのときはなぜかドル安なのにNYダウが爆上げするんですよね。為替介入の気配も感じ取れます。
それにしてもドル円が1日で1円以上も円高に振れることは珍しいですね。
為替市場クローズの時間まで見守っていましたが、大きなリバウンドにはならず109円台をつけたまま終わりました。
円高要因はやはり今週木曜日にあったFOMCで年内の利上げがない見通しであること。
通常、政策金利が引き上げられるとその国の通貨が買われます。利下げならその逆で売られます。
日本円の政策金利は現在0.1%ですから、日銀による金融緩和が成功すれば当然利上げで円安になるはずです。しかし日銀の金融緩和が出口戦略を探っていても景気回復の実感がなく、まだまだ遠い未来のような気がします。失業率が下がって好調に見えるのは求職していない人のデータが外れていますし、平均年収も下がり続けてワークシェアリングの状態です。
メジャーリーグのイチロー選手が引退したことがドル円106円を予想させます。これがサインだったのかもしれません。
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